本サイトは記事内にプロモーションが含まれる場合があります

宝塚宙組公演再開も退団者が続出?謝罪していない加害者は誰?

宙組幹部 エンタメ
宙組幹部

有愛きいさんの遺族とは和解?

有愛きいさんの自死以降、劇団側はパワハラを否定、加害者側からの謝罪もなく、遺族側とは膠着状態が続いていましたが、2024年3月末の劇団からの記者会見では、劇団の親会社阪急阪神ホールディングスの角(すみ)和夫会長が、遺族側と面会し、直接謝罪と、合意書を結び和解したことを発表。

宝塚劇団側がパワハラの加害者としたのは10名、そのうち宙組の幹部上級生2名を含む合計6名の謝罪文を遺族に提出

問題に一定の決着がついたと判断した劇団側は、4月の中旬に、6月からの宙組公演再開を発表しました。

有愛きいさんの遺族に謝罪していないのは誰?

劇団側がパワハラを認め、これだけ世間でも騒がれてきているにもかかわらず、謝罪していない人がいるようですね。

その4名とは誰なのでしょうか。

劇団側は謝罪した6名、謝罪をしていない4名については、具体的な名前を公表していませんが、内訳については下のようになっています。

パワハラをした10名

宙組の幹部 4人
宙組の上級生 3人
劇団のプロデューサー 2人
演出担当者 1人

そのうち謝罪文を提出したの6名

幹部 2人
上級生 1人
プロデューサー 2人
演出担当者 1人

幹部」というのは、新旧組長とトップのことを指しているようで、元宙組トップの真風涼帆(まかぜすずほ)さん、元宙組組長の寿つかさ(ことぶき)さん、現宙組トップの芹香斗亜さん、元宙組組長の松風輝さんの4名です。

宙組幹部

宙組幹部 真風涼帆・寿つかさ・芹香斗亜・松風輝

そのうち2人は謝罪、2人は拒否しているということですよね。

もともと遺族側が主張する15件のパワハラのうち、宙組トップ芹香斗亜(せりかとあ)さんに関するものは2件、組長の松風輝(まつかぜあきら)さんに関するものは最も多い5件を占めていたということです。

当然ながら、芹香斗亜さん、松風輝さんからの謝罪はあったものと思いたいですが、芹香斗亜さんは2月28日の文春記事でもスクープされているように、「私は絶対謝らない」としてきました。

「芹香さんは『イジメやパワハラはしていない』と主張。松風さんは『そういう発言をしたこと自体は事実だけど、イジメとは思っていない』という旨を話していた。劇団上層部が『組のトップとして謝罪したほうがいい』と水を向けても芹香さんは首を縦に振らず、『私は謝らない』という強い意思を示し続けた。ある演出家の先生は『自殺との因果関係はさておき、最悪の結果になってしまったこと自体を謝るべき。それすらできないのか』と呆れていました」(劇団関係者)出典:週刊文春

また、芹香斗亜さんの母親で元タカラジェンヌの白川亜樹(しらかわあき)さんも、パワハラを否定し再開の署名活動をしていたそうです。

写真右元タカラジェンヌ白川亜樹

写真中央芹香斗亜・右母親で元タカラジェンヌ白川亜樹

「お母さんは同期の元タカラジェンヌに頼み、『うちの子はパワハラをしていない。活動を再開させたい』旨の署名活動もやっていました。ファンクラブの間でも『娘を想うあまり、事態を直視できていない』という声が挙がっています」出典:週刊文春

ここまでいくと、芹香斗亜さんと松風輝さんが謝罪していないようにも見えますが、次の文春オンラインの記事にもあるように、パワハラを認めてこなかった2人も、3月上旬にはパワハラを認めたようです。

 一転してパワハラを認めた背景は何か。劇団関係者が内情を明かす

「パワハラ主犯格である松風輝組長、トップスターの芹香斗亜が頑なにパワハラを否定してきた。劇団が年度内の解決を目指す中、劇団と2人が何度も話し合いを重ね、2人は3月上旬頃に一転してパワハラを認める意志を固めた。謝罪するのがあまりに遅すぎました」出典:文春オンライン

「謝罪するのがあまりに遅すぎました」というあるように、この内容からは芹香斗亜さんと松風輝さんは謝罪文を提出した、ということが読み取れます。

謝罪していない「幹部」というのは真風涼帆さん、寿つかささん、ということになるのでしょうか。

ほかに、宙組の上級生3名がパワハラに加担、そのうち1名が謝罪文を提出したということです。

いじめに加担したとされる上級生3名は、97期の花菱りず(はなびし)さん、100期でヘアアイロン事件の天彩峰里(あまいろみねり)さん、100期の優希しおん(ゆうきしおん)さんです。

宙組上級生

花菱りず・天彩峰里・優希しおん

そのうち1名が謝罪、もう1名は謝罪文を提出予定ということだったので、3名のうち2名は謝罪した、ということでしょうか。

花菱りずさんは、下の記事にあるように謝罪の意志を示していましたし、謝罪文を出している可能性は大きいですね。

「あの日、私は(有愛に対して)今までの決まり事として挨拶がないことに怒鳴ったけど、言い方がキツすぎた。今までなら普通のことだったかもしれない。でも、今回のことがきっかけで『異常なことだったんだ』と思えたんです。“伝統”だって直していかなければならない」

「有愛さんには心から謝りたいです」出典:週刊文春

また、天彩峰里さんの謝罪文についても、週刊女性PRIMEの記事によると、劇団から「合意書締結では間に合ってなかった謝罪文は、代理人を通して遺族に渡している」とあるので、「提出予定」とされていたのは天彩峰里さんの謝罪文だったということですね。

天彩の謝罪について、劇団に問い合わせたところ、
「合意書締結時点で原本が間に合っていないとお伝えした謝罪文については、合意書締結後速やかに、代理人を通じてご遺族にお渡ししています」
と回答があり、すでに謝罪文の提出は済んでいるとのことだった 出典:週刊女性PRIME

上記のことから、上級生で謝罪をしていないのは、優希しおんさん、ということになります。

なお、優希しおんさんは2023年 12月24日付で退団しているようです。

まとめると、

宙組生のなかで謝罪したのは、

謝罪文提出した宙組生

謝罪文提出した宙組生 芹香斗亜・松風輝・花菱りず・天彩峰里

芹香斗亜さん(93期)宙組トップスター
松風輝さん(92期)宙組組長
花菱りずさん(97期)
天彩峰里さん(100期)

謝罪をしていないのが、すでに退団済み

謝罪していない元宙組生

謝罪していない元宙組生 真風涼帆・寿つかさ・優希しおん

真風涼帆さん(92期)宙組元トップスター
寿つかささん(76期)宙組元組長
優希しおんさん(100期)

すでに退団していることから無関係と思っているのでしょうか。

ただ、現役の幹部であっても、パワハラを否定し謝罪を拒否してきて、劇団が説得する形だったようなので、退団後の劇団員であれば、劇団からのコンタクトも現役生のようにはいかずに、きちんとパワハラを認めさせるような事実確認もできなかった、ということでしょうか。

パワハラ加害者への処分もなく不信感が募る宙組下級生の退団

和解会見の直後の3月末には、103期の彩妃花(あやひはな)さん、106期の葉咲うらら(はさき)さんが退団を発表しました。

宙組退団者彩妃花・葉咲うらら

3/31付宙組退団 103期彩妃花・106期葉咲うらら

この二人は、被害者に寄り添っていた人物と認識するファンも多かったようです。

103期の彩妃花さんは、有愛きいさんとは同じ京都市出身で、高校も同じノートルダム女学院高校に通っていました。

ネット上にも「なぜ加害者ではなく、この2人が辞めないといけないのか」「もうこんな場所にいたくないと絶望したのだとしたら、こんな悲しいことはない」といった声が続出したようです。

退団の理由については、劇団側は明らかにしていませんが、劇団側の不誠実な対応によるものと、とみられているようですね。

「彩妃さんは昨年9月に亡くなった宙組団員のAさんと同期で、同郷の京都市出身。葉咲さんは’20年に入団し、Aさんの後輩として宙組に配属されました。退団理由は明かされていませんが、Aさんを巡っての劇団の不誠実な対応を目の当たりにしたことも要因のひとつだと考えられています」(スポーツ紙記者)出典:週刊女性PRIME

 

4月13日には、宙組公演再開が発表され、その時点では退団者の発表はなく、宙組生全員の62名の出演も発表されました。

有愛きいさんと同期で103期生、2023年6月から休んでいた亜音有星(あのん ゆうせい)の名前もありました。

他組よりは少ないものの、62名体制で公演再開と思われましたが、5月7日付で新たに104期生、舞こころ(まい)さんと、陽彩風華(ひいろふうか)さんの2名の退団が発表されました。

宙組退団者舞こころ・陽彩風華

5/7付宙組退団 舞こころ・陽彩風華

104期生は、有愛きいさんの1期下で、今年が新公長(新人公演の長)の期になります。

有愛きいさんも新公長の期とし下級生たちをまとめていくなかで、上級生からの圧力も強く、精神的にも追い詰められていました

劇団側は新人公演の負荷も改善していくとはしているものの、加害者側の責任も追及されず公演を復活させることに、新公長としての不安や不信感もあったのではないでしょうか。

SNS上では、「どの組でも退団者いて宙組のみが特別に退団者が多いわけでもないのに、今回の問題によって退団者が続出しているかのようにマスコミがあおっている」というようなコメントもあります。

ただ、下の記事にあるようにすでに退団した組生のあいさつが「歌劇」に掲載予定ということは、やはり通常の退団とは様子が違うことがわかります。

歌劇団の機関誌である『歌劇』でも、今月号には5月退団する歌劇団員のあいさつが掲載されているのに、3月に退団した彩妃と葉咲のあいさつは次号に掲載予定となっています。それだけ宙組からの退団は突然のことで、組内もまだ落ち着いていないということです。さらに退団者が続くようであれば、宙組自体が空中分解しかねない危険も出てきます
出典:zakzak by夕刊フジ

宙組公演再開の声

再開を望む声もありますが、再開に不安を感じる声もありますね。

謝罪したとはいえ、加害者が何も処分を受けていないことに対しても、不信感も多いのではないでしょうか。

まとめ

有愛きいさんの双子の妹で雪組生の一禾 あお(いちかあお)さんは、今も休演が続いています。

今年の入団した110期生は、組の配属はなく、今年の一年間各組を回ることになり、宙組への組回りはないようです。

宙組のいじめ問題が公になる以前からも、組配属が決まるときに「宙組にはいきたくない」という本科生が多かったようですが、宙組の体制もきちんされ、そういった不安感がでないように、改善していってほしいものです。

タイトルとURLをコピーしました