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最新文春記事!宝塚歌劇団「宙組」のいじめ問題と「雪組」トップスター彩風咲奈の対応が男前と話題。その内容とは?

エンタメ

宝塚歌劇団宙組(そらぐみ)内でトップスターや組長、上級生からのいじめにより投身自殺がおきた事件。劇団側の対応についても議論が起こっていますが、そのなかで雪組のトップスター彩風咲奈(あやかぜさきな)さんが劇団に直談判した件について、2023年11月1日の文春オンラインで記事がでました。さらに宙組トップスター芹香斗亜せりかとあさんや組長松風輝まつかぜあきらさんの有愛ありあきいさん自殺に対しての加害者としての反省が一切ない様子がかかれています。

雪組トップスター彩風咲奈さんのプロフィール 

名前:彩風咲奈(あやかぜさきな)
本名:小笠原 咲
生年月日:1990年2月13日(2023年現在33歳)
出身:愛媛県大洲市
実家:父親は警察官
身長:173cm
デビュー作:2007年4月「さくら/シークレット・ハンター(星組公演)」
愛称:さき

2007年宝塚歌劇団に93期生として首席入団。雪組の生え抜きのスターとして、新人公演を多数主演、2021年4月12日に雪組トップスターに就任しました。
そのスタイルのよさと、キレのあるダンスは圧巻です。2021年のTVの音楽番組に宝塚歌劇団の雪組生が登場、DA PUMPと共演しましたがその際に足の長さが話題になりトレンド入りしたほどです。

有愛ありあきいさんの投身自殺後の劇団側のお粗末な対応

9月30日に宝塚歌劇団の劇団員がマンションでなくなっているのが発見された、という自殺報道があった以降も、劇団側はその事実を掲載することではなく「自殺報道があった」という報道の有無を伝えるもので、すでに各ニュースで速報がでるなど話題になっているなかで、見ている側としては不信感があるものでした。

その違和感について、今回の文春記事では、自殺の事実を知った時の劇団側の画策が浮き彫りになっています。

2023年11月1日発行週刊文春より

後手に回る劇団の迷走は、有愛の死の直後から始まっていた。木場氏らが描いていた“青写真”を明かすのは、別の劇団関係者である。
「実は、木場氏らは自殺の隠蔽を画策していたのです。事件当日に唯一出た案は『有愛を休演者扱いにして千秋楽で退団にする』という筋書き。ところが、先に報道が出てしまったため隠し通せなくなったのです」

これまでの劇団側の隠蔽と改善がなされてこなかった体質により、ひとりの命がなくなっているにも関わらず、さらにその自殺さえもなかったことにしようとする劇団側の対応。

事件後の芹香斗亜さんと組長松風輝さんの驚くべき発言

さらに宙組のトップスター芹香斗亜せりかとあさんも組長の松風輝まつかぜあきらさん、ほか上級生たちも今回の自殺について、加害者側としての意識が一切ないことに驚かされます。

自死の引き金になったのは一体何だったのか。小誌は過去4週にわたり、有愛を追い詰めた宙組トップスターの芹香斗亜(せりかとあ)、組長の松風輝(まつかぜあきら)らによるイジメやパワハラについて報じている。エスカレートしていく有愛への暴力を傍目に見ていた下級生たちは、事件後の彼女たちの振る舞いに深い絶望を感じたという。宙組所属の数十人の生徒が参加するグループLINEに送信された1通のメッセージ。事件の直後、松風が送信したのは「有愛は心の病だった」という文言だった。
 宙組所属の下級生B子さんが切実に訴える。
「『有愛さんが亡くなったのは上級生のイジメが原因ではなく病気のせいということにしよう』という松風さんの意図を感じました。現在、そのメッセージは送信が取り消されています。彼女は都合の悪いことは、すぐに送信取消ボタンを押す癖があるのです」

確かに度重なる暴言や集団リンチと思われることが続いていて、心の病になった結果の投身自殺と言えると思いますが、それが自分達の行動に起因すると思っていないということですね。

「事件の翌日から毎朝、芹香さんと松風さんはレッスンに出ていました。仲間を喪った私たち下級生は、その神経が信じられなかった。宝塚風に美しく言えば、『プロ意識がある』と言えるのでしょうが、新人公演をする入団7年目までの下級生と、それ以上の上級生との間には深い溝が生まれてしまった」(同前)
 作り笑顔を浮かべ、「今日も頑張ろうね!」とガッツポーズを繰り出す芹香は親しい友人にこんな本音を溢している。
「こんなことで公演を止めるなんておかしい。なんで私が下級生から嫌われてるのか、分からへん」
 事件後、上級生と下級生の分断は修復不可能な域に達している。あまつさえ、芹香ら上級生は劇団側と対立。10月中旬、芹香と対峙した木場氏は、文字通り頭を抱えるポーズを見せたという。木場氏に近い別の宙組関係者が証言する。
「その日、理事長は芹香に対して『今回の原因は宙組にあると思います』と話していた。それに対し、芹香は猛反発。下級生の精神的ケアが成されなかったのは運営側の責任なのに、それを放棄するような発言が許せなかったのです」
 そして芹香は周囲にこう吐き捨てたという。
「理事長は頭を抱えるだけで無策や」

上記の発言がどこまで本当かはわかりませんし、多少の誇張表現や芹香斗亜さんに対しての悪意ある感情を差し引いたとしても、少なくとも芹香斗亜さん自身は、公演を再開したがっているということですし、そこに哀悼や加害者側としての反省などを感じることはできない気がします。

コロナ感染時の隠ぺいについての続報もありました。

「上級生の前で咳禁止」ルール
 宙組はなんとか公演の完走を果たす。だが実は――。
「宙組では新型コロナの感染者が続出し、下級生を中心に約半数が陽性でした。ところが、松風さんが『劇団には絶対言うな。体調が悪くても出ろ』と下級生に厳命し、出演させていました」(宙組関係者)
 松風ら上級生が下級生に強いたルールは、理不尽極まりないものだった。
「専科(組に所属せず、各組の公演に特別出演する団員)の悠真倫(ゆまりん)さんにコロナの感染を気付かれてはいけないという通達があり、『上級生の前で咳禁止』というルールが敷かれました。体調不良者は悠真さんに気付かれないように密かに咳をし、非常階段で嘔吐していました」(A子さん)

たしかに前回の記事では、コロナを隠して劇団経由の医療機関で検査をしてはいけない、個々で病院にいくように、というお達しのもと、熱が39度あっても休めなかった、などとあり、コロナに感染した際は咳や喉も腫れて歌えるものかな、文春も誇張していないかな、とは感じていましたが、咳禁止というルールがあったんですね。

雪組トップスター彩風咲奈あやかぜさきなさんによる劇団への直談判

劇団への不信感は、次第に他の組へと伝播していく。10月16日夜10時半過ぎ、宝塚大劇場の通用口。背筋を伸ばした長身の女性が姿を現す。ファンクラブのメンバーに迎えられ、送迎車に乗り込む。彼女の名は、雪組トップスターの彩風咲奈(あやかぜさきな)。有愛の10期上である彩風は、長い四肢を生かしたダンスを武器に人気を博している。この日、あたりが静まり返る時刻まで彩風が向き合ったのは、木場氏など劇団の幹部たちだ。彩風は口火を切った。 「生徒全員へのケアも含めて、誠意を持った対応をお願いしたい。それと、もっと休養時間を確保しないと私はもうやりません」

その4日後に雪組の一部公演休止が発表されました。

雪組には、今回亡くなった有愛きいさんの双子の妹、一禾いちかあおさんが在籍しています。また、雪組の現トップ娘役の夢白ゆめしろあやさんは、103期で有愛きいとは同期で、2017年に入団してからはともに宙組への配属、2020年に夢白あやさんが雪組に配属になるまでは、同じ組の娘役でした。

宝塚の同期同士のきずなは、96期生内のいじめ問題もあったものの、基本的にはとても強いと言われています。その同期で同じ組でともに頑張ってきた仲間の死は大変な心痛だったのではないかと思われます。

彩風咲奈さんはそんな二人や、ほかの下級生たちの心痛を思ったこと、また、今回の事件をうけて雪組生もヒアリングを受けたそうですが、雪組生80名在籍するなかで、そのヒアリングはわずか1日で終わらせるというものであり、きちんとした生徒へのケアもないまま公演を進めようとした劇団に対して不満の声があがったため、彩風咲奈さんが立ち上がり直談判したのではないか、と言われています。

彩風咲奈さん自身も公演の前半が休止となることは、本人としても辛い選択だったのではないかと思いますが、それでも雪組生のために立ち上がった姿勢は、最近の宙組生のいじめ報道などからは感じられなかった組子に対しての思いやりを感じますし、宝塚という組織全体がそうであって欲しいと思います。

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